licoのわらえば

なんとなくな日常と気のむくままの創作雑記

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アムトラックの旅

 7時に起きて荷物をまとめる。忘れものはないかと、何度も何度も確かめる。今日はNYを出て、列車でマサチューセッツへ移動する日。11時半発のアムトラック、Vermonter 56のコーチシート(普通席)を予約していた。発券ももう済ませてある。ホテルをチェックアウトしたら、あとはマディソンスクエアガーデンの地下にあるPenn駅へ向かうだけだ。インターネットにクレジットカードに自動発券機、便利な時代になったものだなぁ。

 と、チェックアウト時に若干つまずく。フロントで支払いが残っていると言われ、何かと思えばインターネット料金だという。インターネットはアクセスコードをもらうたびに都度現金で清算していたため、そんなはずはないと抗議する。ちょうど私がインターネットを申し込まなかった日に2回分加算されていて、なんだか意図的なものを感じた。ヤな感じ。その日はネットを使わなかったし、それ以外の日はその場で現金で支払っているし、記録を調べればわかることだろうと言いはって、なんとか無罪放免。外国人だと思ってなめんなよ(怒)。

 Penn駅へは縦に9ブロック、横に2ブロックの道のり。歩道の舗装はでこぼこで登り坂もある。そんな通りを重たいスーツケースを不器用に引きずりながらてくてく歩いてゆく。こういうところが無茶な外国人(苦笑)。前のホテルならすぐ目の前だったのにな。ホテルの移動は、いろんな意味で失敗したかも。次回の教訓にしよう。ちなみに地下鉄の利用は論外だ。エスカレータやエレベータもなく、ほとんどが階段なので、余計に苦労することになる。

20120330_Penn Station_convert【Penn駅 列車の発着を告げる電光掲示板】

 駅に着いてからは、電光掲示板に当該列車の発着トラックNo.が表示されるのをただひたすら待つ。待つ。待つ。余裕を見すぎてかなり前に着いてしまったので、この待ち時間は異様に長かった(汗)。その後も「5分遅れ」の表示が出たまま、出発予定時刻になってもトラックNo.が表示されなくて、慌てて駅員さんに確認するハメに。なんせテキトーな国なので(苦笑)、間違いなく表示されるはずだと信じて待つことができないのが哀しいところ。教えてもらったゲート前にはすでに行列ができていて、この方たちはどうやってトラックNo.を知ったのだろうと。

 そんなこんなで無事列車に乗りこみ、無事座席を確保し、MAのスプリングフィールドまで約3時間半の列車の旅がはじまった。なかなか快適でした。使わなかったけど、車内はWi-Fi完備でインターネットも繋がるのだとか。長距離列車なので、当然トイレや売店や食堂車の類もある。がたたん、ごととん、と列車の揺れに身を任せていると、だんだん気持ちよくなって眠気も訪れる。が、窓の外を流れる景色を逃すのが惜しくて、頑張って目を見開いていた(笑)。

20120330_Scenery from the train window 1_convert20120330_Scenery from the train window 2_convert【車窓からの眺め】

 NYを出てからはコネチカット州の各駅に停車。スタンフォード、ブリッジポート、ニューヘイブン、ハートフォードなど、聞いたような地名がたくさん。車窓の風景も赤茶色の工場地帯から緑の芝生が鮮やかな閑静な住宅地、高層ビルが建ちならぶ都市へと変化してゆく。コネチカットリバーが広がったときには、MAでもお馴染みだったので、相変わらずの眺めに懐かしさが込みあげてきた。

20120330_Scenery from the train window 3_convert20120330_Connecticut River_convert【車窓からの眺め ニューヘイブン駅とコネチカットリバー】

 そうして列車は15時ちょうどに難なくスプリングフィールドに到着。オンタイム(時間通り)だ。NYでの15分近い遅れはどこ行った? やるねぇ、アムトラック(笑)。実のところ、スプリングフィールドにアムトラックの駅があるなんて、住んでいた頃は知らなかった。NYに行くときは、だいたいCTから列車に乗っていたような。スプリングフィールドの駅はけっこう寂れていて、日が暮れてから利用するのは避けたい感じだったけれど、そういう雰囲気もまたカッコよくてどきどきした。鉄道ファンではないけど、駅と線路は浪漫の象徴、昔から大好きなんだ。

20120330_Springfield Station_convert【スプリングフィールドの駅に到着】

 駅を出て煙草に火をつけたところで、今回のMA滞在中、泊めてくれることになっている友人のMGが、車を降りて道を渡ってきた。14年ぶりの再会だ! うわ、超懐かしい! すっかり白髪混じりの頭になっちゃって、髪を染めないのは宗教的な方針なのかな、お母さんのSにそっくりだ。元気そうで嬉しい。licoは変わってないねーと熱い抱擁を受ける。そうかな。そんなことはないと思うけど、もともと老け顔ですから(苦笑)。

 抱擁のあとは、列車はどうだった? NYはどうだった? 日本からのフライトはどうだった? 家族は元気? と矢継ぎ早に質問を浴びせられた。勢いに気圧されながらも、順を追ってひとつひとつ答えてゆく。車のトランクにスーツケースを入れる段になって少し苦労し、また前回の巨大スーツケース話に花が咲く。16年も前のことなのに、きっとずっと言われるんだろうなー(苦笑)。

 車でMGの自宅へ向かいながら、最近の町の様子を聞かされた。スプリングフィールドの治安は悪くなる一方で、昔とはもう違うらしい。車で通るときにもドアは必ずロックし、夜間のドライブは避けること、なんて言われると、ちょっと哀しくなる。彼女自身も今は別の町に引っ越していた。

 私に懐かしい風景を見せてくれようとしたのか、ハイウェイを使わずにルート5を北上する。ウエストスプリングフィールド、チコピー、ホリヨーク、イーストハンプトンを通ってノースハンプトンへ。知らない建物が増え、景色がまったく違って見えて、自分がどこにいるのか、一瞬わからなくなる。明日からのレンタカー生活、本当に大丈夫かなーと、少し不安になってしまった。

 その夜は私も手伝ってふたりで夕食を作り、食事をしながらけっこう遅くまで話しこんでいた。14年分の近況報告。そして、14年前はできなかったちょっとまじめな話なんかもしたりした。再会できて本当に嬉しい。

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