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なんとなくな日常と気のむくままの創作雑記

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能登、金沢、福井東尋坊の旅 2日目

 前夜は夕食後に和倉の温泉街をぷらぷらと歩いてみたのだけれど、やはりオフシーズンなんでしょうね、真っ暗でひっそりとしていた。お向かいの純和風老舗旅館の幽霊屋敷のような緑色のライトアップに驚愕したこと、和倉の中心部にある源泉口、涌浦乃湯壺のあたりで数匹の猫に遭遇し、わが家の猫どもを恋しく思ったこと以外は、特筆すべき出来事もなく。

 さて2日目。この日も引きつづき能登観光。内浦から外浦まで、反時計回りにぐるっと半島を一周する予定で、相変わらずのタイト・スケジュール。にもかかわらず、少々まわり道を。和倉温泉から能登島大橋でいったん能登島へ渡り、最短距離で島を素通りし、ツインブリッジのと経由で半島へ戻る。北湾、西湾、南湾からなる七尾湾を俯瞰してみたかったのと、このふたつの橋を渡ってみたかったのが理由。だって気持ちいいに決まってるから。とくに能登島大橋は圧巻でした。島に向かって下りながら「入って」ゆく感じが、森に覆われた要塞か何かに吸いこまれてゆくようで、どこかSFっぽい。

20160529_能登島大橋_convert 能登島大橋

 そうして目指した最初の目的地は、日本百景に数えられている九十九(つくも)湾。九十九もの大小さまざまな入り江からなるリアス式海岸で、箱庭のような景観が見どころ、能登半島国定公園にも指定されている。が、小規模とはいえ湾なので、けっきょくのところ、展望台から遠景で眺めないとよくわからないっていう。時間が許すなら、遊覧船に乗るのもいいかも。

 しかしこのリアス式海岸、実は歩けるんです。海洋自然保護と磯の生物とのふれあいを目的とした観察路があって、その名も「磯風の小路」。海面に浮かぶ飛び石を跳んでわたる格好となる。浅瀬とはいいながら、水深はゆうに1メートルはありそうに見える。ここでまたも足がすくんでしまう私。なんにもないところでもよろけたりする昨今、まして海辺の岩場なんて、む、虫が……アレに似た黒いのが、さささっと! それさえ耐えられるなら、すぐ足もとのタイドプールにわりと大きな魚が普通にいたりして、小さな感動がいっぱいです。

20160529_九十九湾1_convert20160529_九十九湾2_convert 九十九湾

 再び国道249号に戻り30分ほど北上すると、できれば寄ってみたいと思っていた見附島(みつけじま)の案内板が。ちょうど昼どきだったので、ここでランチをとることにして駐車場へ車を乗りいれる。そこから歩いて海岸へ向かうと、ものの数分で木々の間から突然どんっと姿を現すのが白亜の島、見附島。その形状から別名軍艦島とも呼ばれ、全長160メートル、幅50メートル、周囲400メートル、標高28メートルの迫力ある立ち姿はまさに軍艦そのもの、何気にいちばんインパクトがあった。これは一見の価値ありですね。素通りしないで、ほんとよかった。

20160529_見附島_convert 見附島

 国道からはずれ、さらに北上すること1時間、能登半島最先端の禄剛埼(ろっこうさき)灯台に到着。灯台へはびっくりするような急な長坂をあがり、陽射しをさえぎるもののないだだっぴろい芝生を縦断し、ようやく辿りつく。完全に息があがっている。が、かわいらしい白亜の灯台と緑の芝を囲む海と空の青、そのコントラストがとてもきれいで、頑張ってのぼってきてよかった。

 この灯台は明治時代にイギリス人技師により設計されたもので、今なお現役、歴史的、文化的価値も高く、日本の灯台50選に選ばれている。装飾に菊のご紋が施されている灯台は、全国でもここだけなのだとか。ちなみに禄剛埼は、「海からのぼってくる朝陽」と「海へ沈んでゆく夕陽」が同じ場所で見られることで有名な岬。

20160529_禄剛埼灯台_convert 禄剛埼灯台

 最北端を過ぎて今度は南下し、外浦の輪島市へ入る。次の目的地は、世界農業遺産「能登の里山里海」を代表する棚田として有名な白米千枚田(しろよねせんまいだ)。日本海に面して1004枚の棚田が連なる様は壮観で、「日本農業の聖地」と呼ばれるのもうなずける。田植えが5月初旬だったそうなので、時期的にまだちょっと早い感じ。でもまあ、枯田でなかっただけよかったかな。周囲の緑が鮮やかだったため、稲が茂っていると錯覚しそうなくらいには青々していた。

20160529_千枚田1_convert20160529_千枚田2_convert 白米千枚田

 この時点で16時過ぎ。予定より20分ばかり押していた。輪島から和倉まで2時間弱かかるため、このあとはひたすら帰路をゆく。能登の旅はここでおしまい。翌日は金沢へ戻る予定となっている。

 総体的な感想として、能登半島のドライブは、素晴らしい! この一語に尽きる。海岸線をぐるっと一周できるのが何よりも魅力で、その道すじに、あっと驚くような景観がいくつもあって、自然の美しさ、雄大さ、厳しさをまざまざと見せつけてくる。道はほぼ一本道で、のぼったり下ったり、意外に高低差が激しく起伏に富んでいて、能登半島そのものが実は丘陵地帯なんだと気づかされた。何もかもに圧倒されどおしのドライブでした。

20160529_Noto1_convert.jpg20160529_Noto2_convert.jpg20160529_Noto3_convert.jpg 国道249号沿いの景色

 夕食後は再び温泉街をぶらぶら。昨夜と違う方角へ行ってみたら、「総湯」と呼ばれる公衆温泉があった。きれいな木造の建物で、入口付近には和倉温泉の歴史など、資料も展示されていた。建物正面、屋外の足湯に浸かって、和倉温泉での最後の夜の景色を、しばしぼんやり眺めていました。いい湯だな♪

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